ICE-9

旅行、美術館めぐり少々に、映画、本 ひとさじ。

日本画のような

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久しぶりのこの街も今日は雨

地下鉄の駅から、長い階段を上がって地上に出ると
薄墨のようにかすむ秋の長雨の中で
瓦屋根が鈍い光をはなっていて
それはそれはまるで遠い昔の日本に
まちがえて降りてしまったかのようだった

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空と 森と シャンボール

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モン・サン=ミッシェルで長居してしまったため、予定変更で急遽ツールに一泊。ダ・ヴィンチが設計の一部に関与したと言われている(これは不確かだが)シャンボール城が近いと知り、翌日立ち寄ることに。森を抜け、まるで機械仕掛けのように精巧な城の屋根が遠方に見えたときには、その華麗さに息を飲んだ。いくつものroundaboutで惑わされ、車で行くのは少し大変だけれど、広大な森を抜け、広い空の下出会う感動もひときわ。

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空と 海と ミカエルと

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本来の姿に戻すということで、2010年にはなくなるという道を
強い潮風にあおられながらも自転車で進む。
遠く遠くミカエルが空をささえるように黄金色にたたずんでいる。

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St.Malo、そして。

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フェリーが延着し、St.Maloに着いたのは8時15分頃。
まだ夏の名残で日は長いとはいえ、どんどん暮れるフランスの港町。
道路が日本ほど明るくないので、標識が見えない。店はどんどん閉まる。
目的地はわかりやすいはずなのに、道がわからず焦りはつのる。
そして、大揺れのフェリーでは食欲もわかなかったので、お腹も空いてくる。

かろうじて開いていたテイクアウトできるパスタ屋さんに飛び込むと
幸い定員さんは英語を話せる若い女性。
パスタはカレー味というチャレンジングなものとオーソドックスにトマトソースの
ものをオーダーし、ついでに道を教えてもらう。テイクアウトにしては美味。

レンタカーでモン・サン・ミッシェルへ。到着は11時大幅に回る。
中世の世界へタイムトリップしたような小さな路地の街には静けさが広がり、そのまま修道院付近まで散策する。実際現在も修道院の役割を果たしているだけあって、その静けさは荘厳でもある。こんなに美しいとは。

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インシデンタル・アフェアーズ

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直島でも観ることのできた宮島達男さんの作品「MEGA DEATH」。
デジタルカウンターの青い光が明滅する空間。
そこがある一時、闇に包まれるのだ。いつまで続くとわからない闇が身を浸すと、会場にいる人たちとの不思議な一体感覚を感じる。そして、時間の輪郭がぼやけた頃、ふっと青い小さな光が点り、新たに生まれた青い光が瞬く間に壁を覆っていく。その再生の瞬間の感動と会場の人たちとの一体感がなんともいえない。

後はさわひらきさんのふとした瞬間、想像するような風景の映像作品。シュールかつノスタルジックで観ていて飽きなかった。

会場を後にする頃には日が落ちて、観覧車に光が点っていた。


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